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世界と日本の同性愛事情

同性愛という暗く険しい歴史の連鎖

同性愛という暗く険しい歴史の連鎖自己と社会の狭間に翻弄され続けたセクシャルマイノリティーの人々にとって、自由と権利の獲得までの道のりは本当に暗く険しいものでした。時代が違えば命さえ危ういという風潮が長く続き、宗教観や倫理観に反するものとして各地で厳しく罰せられたのです。
しかし、価値観の多様化と科学の進歩により、生き方も考え方も自由になってきた現代。生物学的に見ても、このセクシャルマイノリティーに白黒つける根拠に欠ける部分も否定できず、今やっと光が当たり始めたといったところです。
しかしそれでも状況はまだまだ発展途上。保守的な考え方、厳格な戒律、種の保存といった観点からも、なかなか首を縦に触れずにいる人々が多数存在するのです。
セクシャルに関する問題は、単純に心の有り様とか、努力で解決できる問題では有りません。例えばそれは、「この食べ物を食べるとアレルギー反応が出てしまう」という人に、その特定の食べ物を強引に与えるようなもの。それぞれが持った相性と感受性によって、受け入れられるものとそうでないものを自然に振り分けているだけにすぎないのです。
人は常にマジョリティーとマイノリティーを数によって線引きし、少数派である者たちを排除したり差別したりと辛い歴史がありました。しかし21世紀ともなった今、その制圧された心は解き放たれ、共存出来る社会システムこそが必要だと考えるようになってきました。まだまだ先が長く、課題も山積とは言え、目を背けることは出来ません。「男だから」、「女だから」というがんじがらめの固定観念をまず一旦おろし、人として誰もが笑顔で暮らしていける世の中を模索しなければならないのです。

世界の同性愛事情

考え方や価値観と言うのは、その国や地域を長く支配してきた歴史によるところが大きく、そう簡単に変われるものではないことは言うまでもありません。必然的に、寛容な場所とそうでない場所というものが出来あがり、セクシャルマイノリティーの人々は、心のよりどころを求めて流れていきます。
例えば、個人を尊重し社会福祉制度の手厚い北欧諸国や、愛と哲学と常に向き合ってきた欧州諸国は、割とLGBTに対して寛容な国として知られています。もちろん、厳密にはまだまだ差別的な扱いが残っていたり、細かなところで問題はあるとはいえ、同性婚を認める動きであったりパートナーシップに関する法整備を進めるなど、盛んに新しい社会の枠組みを作る方向へシフトしています。また、市民レベルで理解を深めようとする動きも盛んで、パレードやイベント活動も盛んにおこなわれています。世界的有名ミュージシャンや俳優、政治家までもカミングアウトし自分らしく生きている姿も社会に与える影響は大きいと言えるでしょう。
アジア諸国で言えば、親日国として知られるタイなどがLGBTに寛容だと言われています。ただし、この前向きな動きは主に欧米を中心としたもので、世界的にみるとばらつきがあるのが現状。むしろその格差は広がりを見せています。

日本の同性愛事情

どのチャンネルを見ても、LGBTのタレントさんがTV番組を盛り上げており、私たちを大いに楽しませてくれる今。自らが悩み苦しんだ一つ一つの経験が言葉となり、視聴者の心に共鳴できる存在として、なくてはならない存在と言っても過言ではありません。自分の性に悩み、表現出来ない苦しさ、受け入れられない辛さを誰よりも多く体験してきた彼らは、私たちの前に立ちはだかる様々な問題を明るく前向きに乗り越えるためのヒントを与えてくれているようで、一人一人が「本当の幸せ」をつかむためのお手本となっています。
そんな日本も、今LGBTに対して大きな変革期を迎えつつあります。いわゆる「新宿2丁目」でしか自分を表現できなかった時代を脱し、一般の社会で一般の仕事をし、愛するパートナーと笑顔で暮らせるシステムを構築しようと少しずつ歩み始めたところです。
とは言え、未だ戸惑いを隠せない古い価値観を持った人々や、子供を持つことの難しさ、複雑化する家族構成をどう解決するかという部分で、まだまだ根気よく議論すべき点が沢山あることは事実。まずは周りの人々一人一人が変わらなければ社会も法も変わっては来ませんから、LGBTの方の心に寄り添う姿勢から考えていかなければなりません。