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LGBTを取り扱ったエンターテインメント 映画
「LGBT」に対して保守的な傾向の強い日本ですが、実は、同性愛をテーマにした映画は古く昔からあるのをご存知でしょうか。数こそ少ないものの、欧米の有名ゲイ映画と同時期頃、もしくはそれ以前に作られています。ゆっくりではありますが、「LGBT」への理解が広まりつつある今、国内でも性的マイノリティーを専門に扱った、LGBT映画祭が各地で開催されています。今回は、LGBTの方の体験や気持ちを描いた、国内外の映画をご紹介致します。
レズビアンも共感、女同士の恋『Kissing ジェシカ』(2001年・アメリカ)
ヒロインは、新聞社に勤めるジャーナリストのジェシカ・スタイン(28歳)。日々の生活に悶々としたジェシカは、現状を変えるために理想の相手を探すことを決意します。色んな男性とデートを重ねるものの思うように事が運ばず行き詰っていた時、目にしたのが新聞の恋人募集の広告でした。その広告を通して、ギャラリーでアシスタント・ディレクターとして勤務する女性、ヘレンと出会うのです。戸惑いながらも、レズビアンとしての日常を過ごすジェシカと、ヘレンへの恋が描かれた作品。
アイデンティティと家族について考えさせられるゲイ映画『マイ・プライベート・アイダホ』(1991年・アメリカ)
女手ひとつで育てられたマイクは、12歳で母に捨てられストリート・キッドになってしまいます。故郷であるアイダホを去り、ポーランドに移住するも男娼として過ごす日々。そこで出会った、自分とは正反対の恵まれた生い立ちでありながら、男娼として生きるスコットに思いを寄せるマイク。重症のナルコレプシー病を始め、様々な困難が二人を待ち受けています。それぞれの道を模索しながら成長していく、ストリート・キッズの青春を描いた作品です。
LGBTは関係ない。仲間は美しいトランスジェンダー『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013年・アメリカ)
エイズ(HIV)に感染し、余命30日の宣告を受けたロン・ウッドルーフ。当時、エイズは同性愛者(ゲイ)特有の病気と考えられていたため、同性愛者でもない彼は自分の診断に納得出来ませんでした。その後、図書館でエイズについて調べはじめ、自分がエイズである現実を受け入れていきます。周囲の人に遠ざけられ、次第に居場所を失うロン。すがる気持ちで治療薬AZTの処方を申し込むも、当時臨床試験が開始されたばかりで安全性が不確かだったため、断られてしまいます。その後、アメリカでは未承認ながらも効果の見込める薬を持ち込み、トランスジェンダーであるレイヨンの協力を得て、無料で薬を配布する組織「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立。政府や製薬会社、AZTを推奨するようになった医師を相手に、「生きるために薬を飲む権利」を主張し奮闘するカウボーイの半生が描かれた映画です。
日本のゲイ映画の先駆け『惜春鳥』(1959年・日本)
日本映画界で初めて同性愛をテーマにした、木下恵介監督によるゲイ映画です。主人公岩垣は都内の学校に通う大学生。地元の会津若松に帰省した際に、高校時代の友人4人との再会を果たします。そこで、それぞれが抱える悩みや月日の流れによる変化に直面することに。白虎隊の悲劇の地を舞台に繰り広げられる、青年の変わらない友情を描いた作品です。
レズビアンに目覚める、思春期少女たちの物語『ジェリー・フィッシュ』(2013年・日本)
「女による女のためのR-18文学賞」を受賞した雛倉さりえさんの小説を原作にした映画です。宮下夕紀は、平凡な家庭で育ち男性経験もある一見普通の女子高生。なのに、クラスではどことなく浮いた存在でした。ある日、水族館に足を運んだ夕紀は、クラゲの泳ぐ水槽の前で同級生の篠原叶子に声をかけられ、キスすることに。この出来事をきっかけに、二人の距離が一気に縮まります。透明感があり艶めかしい、それでいて毒のあるジェリーフィッシュ(くらげ)のような少女たちの淡くて残酷な恋が描かれた作品です。
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